バタフライピー(タイ語名:アンチャン)は、鮮やかな青色の花を持つマメ科の蔓性植物です。 伝統的にタイや東南アジアでは、乾燥花をお茶(アンチャン茶)として用い、記憶力向上や毛髪の黒色維持に効能があるとされてきました。 また、食品の天然着色料(青~紫色)としても利用されています。 花にはポリフェノールの一種であるアントシアニン(特にテルナチン類)が豊富に含まれ、これらが鮮やかな青色と抗酸化作用の源となっています。 ほかにもフラボノール配糖体や環状ペプチド(クリオチド)など多様な化合物を含み、古来より抗炎症、抗糖尿病、抗うつ、抗けいれん、抗酸化作用など幅広い薬理効果が知られてきました。 近年の主な研究成果 ・記憶・認知機能の改善 バタフライピーの根抽出物には脳機能を保護する作用が報告されています。 2020年のラット実験では、慢性脳虚血モデルラットに28日間経口投与した結果、空間記憶障害が有意に改善し、海馬CA1領域のニューロン損傷が軽減しました。 また、高用量投与群(300 mg/kg)では海馬におけるアセチルコリンエステラーゼ活性の上昇が抑制され、