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一般社団法人日本タイハーブ協会

日本人のためのタイ伝統医療日本人へ活かすタイハーブ

目的

1.タイ伝統医学で活かされるハーブの効果効能の研究レベルでの情報開示・発信。

*研修、講演、学習事業

2.ユネスコ世界遺産登録タイ伝統マッサージの日本でのスタンダード化と、管理運用のガイドライン策定と監視。

*NuadThai Collegeの日本分校化/教育事業/資格事業(https://www.hfocus.org/content/2025/03/33483

3.タイのハーブ企業の日本進出促進と日本向けハーブ製品の開発サポート。

*事業コミュニケーション、タイセレクトショップ事業

・設立の背景

タイ王国ではハーブを使用した医療、WHOの監督下で約30年前から医学の国家資格として体系化され、現在では西洋医学とタイ伝統医学の医療資格が存在しています。

伝統医学を国の資格として運用しているのは世界でも稀ですが、その反面、資格の管理制度は伝統医療の医師、伝統医学の世界的普及の妨げの一つともなっていました。

現在は、タイ伝統医学をタイ保健省と同国内の医療機関が治療、臨床、製品開発を行うことで、国の威信をかけての事業として成り立たせ、世界のハーブのけん引役を担うべく進めている国家プロジェクトとして掲げています。

2018年には「タイ国家ハーブ政策委員会」を首相自らが議長となり設立し、タイの代表的輸出品として「タイハーブ」を掲げ、世界への啓蒙活動を行うこととなりましたが、ハーブに関して効果効能をエビデンスだけで表すことはできません。ブッダ歴2500年以上の歴史を持つハーブを使用した多種多様な治療を現代の医学に当てはめることは困難を極めます。

そのため、日本においてどう正しくタイハーブを認知させるかが大きな課題でした。

タイ保健省及び関係機関と連携するとともに、名誉顧問に元タイ駐在特命全権大使の太田博氏と薬学博士、医学博士であり、タイ薬学評議会、タイ薬草薬学大学理事のDrムンタカ・ティラチャイサクン氏を迎え、タイハーブ研究の最高機関から発信される療法情報、伝統医療に関する研究を提供する機関として、さらに、次世代のウェルネスライフを構築する一助を担えるよう「一般財団法人日本タイハーブ協会」を設立いたしました。

上記のほか、タイ伝統医学を起源としたタイ伝統マッサージの日本における施術と環境のガイドラインの確立と整備、タイハーブに関する教育や関係機関と連携したハーブ製品の研究開発を目指してまいります。

専務理事挨拶

川上隆弘

パンデミックという危機的状況から世界はなんとか脱し、今や自己の健康免疫力に気を使うきっかけとなりました。免疫力とは人間としてごく自然な身体の作用であり、健康に生きるための一つの尊厳ともいえます。

しかし、社会は、どんどん合理的便利の追求からAIやITが尊重され、医療は対処療法が命を守るごとく技術開発と制度が先行し、抑制的医薬品競争が過熱しています。しかし、その全てを活かすも殺すも「人」であり、「人」は地球の生物の一つであり、健康に生きてこそ価値を生みます。

日本で毎年増え続ける膨大な医療費、政府はその軽減のために伝統医療を示唆しています。健康は開発する「モノ」なのでしょうか。病気の抑止ではなく、先ず自分の生命力に向き合い生活習慣や食生活から自己免疫力を養うことの大切さを知る、それが健康の基本であり、今こそ必要されているものです。

私は、今年でタイ伝統医療に出会い17年が経ちます。医療の専門家ではない私が、タイの医療制度、薬剤の制度を理解する過程で、タイ伝統医学の自然との共生、寛容を知りました。

その元が「Herb」なのです。

そのHerbはブッダの主治医から始まり2500年以上もの間、人の免疫力を育み膨大な治験は素朴に蓄積され今日に継がれています。しかし、日本においてはHerbと表記は許されるが「薬草」はNG…。このような矛盾だらけの規制の中でHerbの効果効能の話しは制限され、正確には伝えられません。対照的にタイは、伝統医療の先進国で健康大国と言っても過言では無いでしょう。病気になってからの高度医療や新薬が尊重される日本。

さらに、命の元の「食」に至っては自給率が4割を切り、他国に食材を頼らなくてはならない。食と健康の考え方はどこかおかしいのではないでしょうか。

私どもは、Herbのチカラをタイ伝統医学に基づいた情報で、「正しく」伝えていきたいと考えます。

日本の現代医療の観点での治験もいいでしょう。しかし、例えば植物に含まれるポリフェノールというまだまだ未知の力は、現代医療における「エビデンス」という一言で語るが出来ないほどの膨大な力が秘められています。

ブッダ歴2500年、さらにタイ伝統医療はタイ王国建国700年の歴史から医学が蓄積され、そして現在タイ保健省、大学研究で発せられるHerbの効果効能を、オリジナルのまま日本に正しく伝えることを目標とし、一般社団法人日本タイハーブ協会の理念に繋げたいと考えます。

皆様へ、健康に生きるための一助になれば幸いです。

川上隆弘

一般社団法人日本タイハーブ協会

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